診療看護師は、看護も診療も行えることから、医師と看護師を繋ぐような役割も持っています。
そのため、看護や医療の知識に加えて、スタッフ同士の円滑なコミュニケーションスキルなども重要になるでしょう。
そこで、診療看護師として活躍の幅を広げていくうえで、身につけると良いとされるスキルをいくつか取り上げます。
まず1つは看護の実践力で、患者に合った医療行為を正確性を高めながら行わなければなりません。
5年以上の看護師の実務経験に加えて、さまざまな学びや試験などを通して身につけていくべきスキルです。
2つ目は、看護と医療それぞれの目線から患者の課題を洗い出す力です。
患者から得た考察と医療の観点から見て得た考察をまとめて汲み取り、看護を行う際の問題を解決します。
いろんな視点からしっかりと観察して得た情報を元に実践することが重要とされており、診療看護師ならではの必要なスキルと言えるでしょう。
3つ目は、医療行為における判断力です。
医師の指示のもとであれば、医師がいない場でも一定の医療行為を行えます。
患者を前に自分で判断して進めていく状況も大いにあり得るので、素早くその場に必要な医療行為を選択して取り組むような力も大切です。
4つ目はチームワーク力で、多職種の医療従事者との情報共有が患者の健康に直結するため、高めていくべきスキルと言えます。
診療看護師は異なる立場の医療従事者をつなぎ、連携を促進することが大きな役目でしょう。